2008年4月15日火曜日

エロマンガの夜。

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謎のツアーエージェントPは、
「エロマンガ島ではアッピがホテルに連れて行く」とかのたまわっていたけど、
アッピなんて人はそもそもいないので途方にくれていました。
困る私を見て、エロマンガの空港にたむろしていた人々がなにやら協議をしています。
しかもそれが悪意なく、
私に良かれと思ってしてくれているであろう雰囲気は漂っていたのでした。
現地の人々:「心配するな。この車に乗れ」

よくよく考えても、空港に有るのはTOYOTAのトラック一台と野犬の群れと蠅。
どこかに移動するとしたら、この車に乗らなきゃいけない。
上空から、この近隣に村落が無いことは確認済。
私:「でも、私はアッピのホテルに予約をしているので行かなければいけない」
現地の人々:「アッピじゃないけど、この島に宿泊設備は一つしかないよ。」
私:「へ?マジ?じゃ、この車は、そこも寄る?」
現地の人々:「もちろん!さ、乗れ!」
なんにしても、バヌアツのカスタムビレッジ(伝統的集落)の有る付近を、
一人で出歩くのは命の危険がトラブルが起こりかねないし、危険。
そもそも宿の場所もわからない。
車に載ってその宿泊施設に行くしかない。
もう選択肢はここに残るか行くかしかない。
思い切って知らない人の車に乗せてもらいました。
15分くらいこんな感じの道を走るトラック。



道にそって集落なし。
これから行く集落の為の空港なのかな、
なんて考えていました。

着いたのはUponkgor村。
エロマンガ島随一の大きな村。その村の唯一のゲストハウスが、
エロマンガで唯一つのAccommodationらしい。
(この時点ではそう思っていました)

さて。宿に行くともちろんバナナの葉で出来たキッチン。
部屋はコンクリートのブロックとガラスで出来ているので立派?
ゲストハウスには娘さん一人。お留守番。
「三泊する日本人の味噌maxさんですよね?」と聞かれる。
予約出来てる?
宿の人もアッピを知らないの?
で、アッピって誰だったんだ?

宿の主M(仮名)は明日になれば帰ってくるのでアクティビティも用意できるらしい。
ならば今日は暇。
村の探索でもしようと思いました。



観光客、特にアジア人は珍しいらしく、
道行く人全てが手を振ってきたり、興味津々だったりします。
自己紹介をしてくる人も多かったです。
かならず「日本人?」って聞かれます。
韓国人や中国人はここまで観光に来ないようです。

ゲストハウスのゲストノートの書き込みは9割9分欧米人。
でも、過去数名の日本人らしき名前がありました。

後に聞いたのですが、
M曰く、日本人は本当に数名しか訪れていないとのことですが・・・
はて・・・



Uponkgor村は川の縁に発達した村のようです。
人口400人程とのこと。村民達の主な収入源は「ガーデニング」との事でしたが・・・
平日の昼間から誰も働いている気配は感じられませんでした・・・
農業とか、牧畜じゃなくて、ガーデニングなんですね・・・・

Uponkgorって、どういう発音なんだろう・・・



川で洗濯をしているようですが、水も汲んでいるようです。
昔は井戸が有った形跡が有るので、
ボランティアが掘っていったのでしょう。

でも、今は使えていないようです、井戸。



落書き。
エロマンガ唯一の漫画かも。

何も無いだけあって、空はきれい。
でも、椰子の木が高いので、木の下を歩くときは注意。
椰子の実が落ちて頭に当たったら即死しかねません。
椰子の木の下は歩くなといわれました。




もちろんエロマンガ島だからと言って、
エロマンガらしい展開(謎w)が有るとは思っていませんでしたが、
なんか印象に薄い村。
良くも悪くも、なんにもない貧しいだけの辺境の村(失礼)って感じ。
この時点では、そんな暢気な感想しか浮かびませんでした。
その夜は娘さんが作ってくれた晩御飯を食べ、ぐっすり睡眠。

この日が、エロマンガで最良の日でした。
この日以降は、アレでした。


今後、この村の環境や経済的状況や歴史を知るにつれ、
凹む記述が増えていきますよ。

illi _| ̄|○ illi

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