2008年6月21日土曜日

バーチャル犬そりツアー!

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なんだか西の方からスヴァールバルの記事を書けと言う電波を感じるので、
忘れたころにスヴァールバルのバーチャルツアー第二弾。

今日は『Dog sledge』
犬橇。イヌゾリを紹介いたします。


スヴァールバル諸島のスピッツのファンクラブじゃなくてスピッツベルゲン島にある、
スヴァールバル最大の町がロングイェールビーン(Longyearbyen)。
場所は大体この辺です。

大きな地図で見る
SvalbardのLongyearbyenについてkwskって人は、
こちらの記事を参照してみてください。

Longyearbyenにある各ホテル・ゲストハウスで、
各種アクティビティの申し込みが出来ます。
この町でアクティビティを利用しないって事は、
自力で対北極熊用ライフル銃を持って出歩かなきゃ行けないので、
ツーリングインフォやホテルのフロントでアクティビティを申し込みましょう。

Dog sledgeは890ノルウェークローネ。

長ネギが一本63クローネするこの町では、
格安のアクティビティの一つです。
ネギ14本分の値段ですから。
というか、何度か書きましたが、植物の育つ場所じゃないので、
生鮮食品はやたら高いってことで、
アクティビティが安いのではなく、ネギが高いのですけどねw



じゃまず、ホテルの人に聞いて、または送ってもらって、
集合場所まで行き、防寒具を貸し出されるので着たい人は着て、
犬小屋まで行きましょう。



見た目は怖いけど、ツンデレ系。
とても人懐こい犬たちで、ワンワンうるさいですが、擦り寄ってきます。
可愛く擦り寄ってくるのですが、たわしのような剛毛で筋肉質m骨太。痛い。

二人一組。操縦者と乗り手を交互に担当。私は酒好きのオーストラリア女性と組みました。
それぞれ割り当てられた犬を割り当てられたソリに繋ぎ、出発です。
わんわん。



背景が全部真っ白だから、ナニが何だか判らないけど、気にしない。
そういう島なんです。
緯度が高すぎて森林限界をとっくに超えているので、木が一本もない。草も生えていない。
岩と、雪と、氷だけの島。

なのであまり見所もないのですがw

ガイドさんは皆ライフルを持っていますが、対ホッキョクグマ用のものらしいです。
Longyearbyenには大学があり、
その大学の学生はノルウェーの他ヨーロッパ各地から学生が来るのですが、
その大学の入学式では「対熊ライフル授与式」みたいな事をするらしいw

ガイドさんはノルウェー人でしたが、一応英語も話せます。
大学で環境のことを勉強しているうちに、自然に見せられガイドをはじめた、
見たいなことを言っていた気がしないでもないです。

スヴァールバルはオゾン層の破壊や温暖化の影響を最も受けている地区の一つです。
とくにここ10年間での氷河の後退ぶりはゴアも驚くほど。
溶ける氷窟、ぬかるむ町。
考えさせられることも多かったです。



奥に見えるのは野生のレインディア。鹿。
手前はスキーを楽しむ人々。

山の上にある衛星基地局。
Longyearbyenではボーダフォン(現:ソフトバンク)の携帯も通じました。
世界最北の町に一人で来ている時、日本の友達から電話がきてビックリ。
「今どこにいるの?」に対する返答が、自分でもアレなほど長いw



イヌゾリは舵が効かないのです。ブレーキしかない。
一度止まって、行きたい方角に向けて方向を修正し、また走り出す。
隊列を組む時は、先頭のソリに追随するので、
二台目以降は操作はほとんどブレーキくらいしません。

まあ適当に行って、帰ってきて、終わり。
途中、プチアクシデントでシャーベット状の海に投げ出され、
上島竜平が熱湯風呂に入れられた時と同じリアクションをとってしまいましたが、
軽く死にそうになりましたが、でも楽しかったです。

犬たちとお別れ。
心なしか寂しそう。



この犬小屋に行く途中に、例の白熊注意の看板があります。
古期造山帯の分布地域で、山々の独特な形も独特で、
浸食なのか何なのか、ナニ毛に絶景ポイントでもあります。
ドライバーさんに言って車を止めてもらい、写真を撮りましょう。



という事で、だいたい3~4時間のアクティビティ。
貴重な体験が出来ますよ。

みなさん、振るって御参加ください。
そして、この島に行ったよって人、
この島の情報とか交換しましょう。
あ、
バーチャル氷窟ツアー!も併せてごらんいただけると幸い。


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