2009年11月26日木曜日

フィヨルドを超えトロムソを目指せ!

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ということでリライト。
この記事の続き。
約250km、約4時間のバス旅から。



大きな地図で見る


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さて、ナルヴィック(Narvik)へ着いたのが2006年4月22日。14:00くらい。
で、この時点で今後のスケジュールは、
三日後くらいにもう少し北の町トロムソ(Tromsø)のホテルの予約だけ。
ナルヴィックで冒険しても良かったのだけれども、どうもパッとしない街で、
数時間滞在しただけでトロムソへ移動。
トロムソで探検しようと思ったのでした。

都会ではまだ良かったけど、
もはや英語表記を見かける事も少なくなり、ノルウェー語一辺倒。
まあ、ノルウェー語はドイツ語に似ているのである程度推測できるし、
ってことは英語にも似ているのだけれども、
それにしても、不安。
もはやアジア人すらも見かけない。

急いでバス乗り場を探すと、割と良い時間でトロムソ行きのバスが。
飛び乗るように乗り込みました。
北風寒い北極圏。白夜なのですが、まだ昼間、でも薄暗い。
交通の便が悪いのも解かる。
こんな細長い国の北の果て、クネクネ道。
バスは郵便や物流も載せ、昨日の豪華列車が夢のよう。
騒ぐ若者、酔っ払ってうつろな目のサーミ人。
寂しさが募ります。
iPodで空気公団とか聴きながら、ボーっとしていたのですが、
少し走ると、バスは絶景の中。
フィヨルドを越えていきます。



雪があんまり無いなぁと思われるでしょうけど、
この辺はメキシコのあたりから暖かい海流が流れてきているので、意外と暖かい。
私みたいな旅行者だけが、スノボウェアとか分厚い服を着ている感じで。

日本だと、BSアンテナとかは衛星軌道を向いているので、上の方を向いているけど、
このあたりから衛星軌道に向けると、水平より低くなるらしい。
なるほど北だ。


さて、北の街トロムソに着いたのは夜遅く。23時頃。
白夜なので暗くないけど、真夜中。
道行く人からAMI HOTELというB&Bを紹介され、何とか宿泊できました。



北極名物アムンゼンの像。
この旅行中にもう一度別の場所で見る事になります。



こんな北の果ての街で「一ヶ月間、海外でカードを使える金額の上限」があるなんて初めて知って、
ちょっとパニックに陥ったりしましたが、まあまあ楽しかったです。
なんにもない街っていえばなにも無いんですけど。
博物館とか面白かった。あとなんだろ、オタクショップとか。
大学があるらしく、若者が多かった。あとアル中と。

ハンメルフェストまで足を伸ばせば、王立北極熊協会があって、
入会セレモニーとか参加できたかな?



トロムソでの最終日はネット割引で超格安だった高級ホテルRadisson SAS Hotel Tromsø!
ベッドの上にはフカフカのガウン、ミニバーにはワインごろごろ!



まあ、格安だったのにはわけがあって、
窓のすぐ下で工事をしていて昼間は多少五月蝿かったわけですが。
いや、でも、さすがに快適でした。



さて、先ほどこの街を「北の果て」なんて書きましたが、即訂正です。
私のこの旅での目的地は、もっと北でした。

翌日トロムソから飛行機で移動。

それはそれ壮絶、ホッキョクグマに怯え、氷河をわたり、凍った川に落ちる日々。
スヴァールバル旅行編はこちらです。
ご堪能ください。




 


 

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