2010年5月30日日曜日

風邪を引いたひょうしに。

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えー。
ここ数日、風邪を引いていまして。

生活もやっと整ってきて、ダンボールもほとんど開封。
整頓するものはして、放置するものは収納して、
ダンボールは週に一度の古紙回収の日でやっと全部出し切って、
床とかちゃんと見え掃除機がかけられ始めた矢先。
熱とか出ちゃったんですね。
お腹とか痛くなっちゃったんですね。
冷や汗かきながらベッドでもんどりうちつつ、ぐったりしてました。
疲れかな。安心かな。気を張っていたのかな。

一人暮らしだと、体調崩すと寂しいよね。所在無いよね。
まあ、そんなもんだけどね。慣れないと。
この寂しくてつらい時期は、
優しさとか妄想の力を蓄えるのに必要な時期なんだよね、
きっと。

でも、肉のハナマサで安い冷凍食品を買い、
アマゾンでミネラルウォーターを買い貯め、
CBRNテロがおきても篭りきれるくらいの備蓄が備わった時点での病。
結構部屋から出なくても、なんとかなってしまったくらいの話で。

それだけ生鮮食品を食べてないってことは、
良いことかどうか判らないとして。

まあ、早いところ病院に行けって感じでしたが、
掛かりつけの医師もなく、そもそも土日にもかかっていたので、
まあ、何とか気合で自力で治したわけです。

で、やっと今日、数日振りにご飯を食べて、ちょっとお酒飲んでます。
食べれなかったからね、お腹痛くて。もちろんお酒は無理。

念願のワインコーナーを買ったのですが、
なんか2000円しなかったし、ワインが一本も入ってないし、
置く場所が窓際で、あれ冷暗所じゃなくていいんですか?って感じ。
しかも極悪な酒ばかり。
もうちょっと部屋の中をかき回して、最適化して、
良い場所を見つけてあげて、おいしいお酒を集めて、
この前みたいに友人が来たら振舞ったりして。

でも、本気で引きこもったので、外に出たい欲求。
運動もしてないから太ったしね。顔もお腹もまんまるだし。
そろそろ本気出して、色々ね、
これが良い機会だから、そろそろね。
うん。
うん。
 

2010年5月23日日曜日

夏はパソコンがうるさいので全裸で掃除をしよう!

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今回は、最近パソコンが五月蝿くない?ってお話です。



夏。
あれ、梅雨はこれから来るのですよね?でもすっかり夏。
夏ってあれですよね。暑いですよ。
薄着の季節ですよ。むしろ全裸ですよ。

でも、パソコンはそうはいきません。年がら年中、同じ服を着てます。
「パソコンはなにも着せてないから全裸です!」って人もいるかもしれない。
一応あれだけど、パソコンってその金属の箱ももちろんパソコンなんだけど、
そのパソコンの本質って、箱の中にあるのです。
何を言っているか自分でも良くわかりませんが。

その箱の中に、CPUやメモリやハードディスクってのが入っていて、
それを取り持ったり、電源を供給したりする部品が入っていて、
全てを含めてパソコンになっております。
むしろ箱は、外からの衝撃やらネズミやら何やらを防いだり、
内側からの電磁波やら何やらを防いだりする役目が有ったり無かったり。
まあ、服みたいなもの。むしろ本質的にパソコンといえるものは、その中身です。
で箱は年がら年中同じものです。
季節によってケースを変えるって話は聞いたことが無い。

で、夏。暑い。
パソコンの内部では、電気を使ってCPUやらハードディスクやらが動いております。
すると、熱を発する。すると、箱の中に熱がこもります。
もちろんそんなの想定済みで、熱を排出する仕組みがあります。
ファンとか。
扇風機みたいなのがあって、それで外に熱を出したりします。
熱を感じるセンサーが有って、暑いときは激しく、
そうでも無い時はそうでも無いなりにファンを動かして、
外に熱を排出します。

最近、パソコンがうるさくないですか?
ブオーとか、ゴーとか、音がしてませんか?
そう、夏で、暑くなってきたから、熱がこもりやすくなったから、
センサーが働いてファンが激しく仕事をしているのです。
おお、なんと意外な事実!

でもね、まあしょうがない、暑いからファンが空気を送って、
エアノイズやらファンノイズやらで音がするなら、
それは必要でそうなってるんだから、
室温を下げるとかしないと本質的に解決はしないよ。
でも、できるだけ低減はできる。できるはずだ。気のせいかもしれないけど。

ということで、アレです。パソコンのお掃除をお勧めいたします。
たとえば埃とか髪の毛が、その空気の通り道やファンに溜まっていたら……

効率良く熱を排出できない

熱が溜まる

センサーが熱を感知して、ファンをいっぱい動かす

音がうるさくなる (ばんざい!

って事になるわけですし、
埃が溜まっているファンが回っていたらファンノイズも増えるでしょう。
単純に汚くもあるし、ダニとかも住むかもしれない。キモい。


では、掃除。パソコンの箱を開けます。服を脱がすようなものですね。

パソコンによって開け方は違うので、
各自それぞれ自己責任でがんばってください。
注意点としては、パソコンの電源をオフにして、
電源ケーブルも抜いておくといいね。
実は電源をオフにしても電気って流れてるから。

あとは静電気に気をつけましょう。
夏なのに毛糸のセーターとか着ながら掃除とかしないこと。
最善の方法は全裸で掃除することです。

さておき、久々にあけてみるパソコンケース。
ああ、ものすごく埃が溜まっておりました。
写真じゃわかりにくいですが、オレンジ色のファンの向こうに白い埃。
うひゃー!すんごい埃。きしょっ。


CPUっていう、まあ重要な部品は、ものすごく熱を発します。
CPUからの熱を効率よく排出するために、ヒートシンク(放熱器・放熱板)っていう、
表面積を大きくするために薄い板が櫛状に並んでいたりする部品があって、
そこにファンの風を当てて、熱を外に出すようになってることが多いですが、
ヒートシンク、風が当たっていて、形状的にも、とても埃が溜まりやすい。
ここに埃が溜まって風がうまく通れないと、熱がこもっていって、
ファンががんばっちゃって五月蝿くなったり。
なので、なんとか埃を取りましょう。

もちろん掃除機で吸うのでしょうけど、なにしろ精密機器。
気をつけて掃除してくださいね。壊れても責任取らないですからね。
やさしく、ソフトに、全裸で。

で、もちろん掃除機じゃ細かいところは吸えないです。
ヒートシンクなんてとても届かなかったりするところも多いので、
お勧めはこれ。

こういうスプレーがあります。電気屋とかでも売ってます。
しゅーって、細かいノズルから強い風が出るのね、局所的に集中的に。
で、埃を吹き飛ばしてから、掃除機で吸えばいい。
これなら、精密機器に与えるダメージは皆無に近いと想像つく。
もちろんパソコン以外にも使える。お勧め。

スプレーを連続して使って得ると、スプレー缶が冷たくなるのね。
高校で習った気化熱ですですね。あれ、中学で習った?小学校?

埃が溜まりやすいところはこういう所。

ファンのあるところ。CPUファンとか、ケースファンとか。
グラフィックボードとかビデオカードとか呼ばれる部品にもファンがあるかも。
電源ボックスも熱を持つので、ファンがついているかも。
そしてその空気の通り道。通り道にあるコードやケーブルとか。
各所のヒートシンクとかにも誇りは溜まりやすい。
あとは、ケースの床というか底部というか。

まあ、見ればわかるかもしれない、わからないかもしれない。
とりあえずスプレーで吹き飛ばしてみて、埃が飛んだら急いで吸え。


その他の方法でファンを静かにすることもできなくも無い。
マザーボードのBIOSの設定とかね。
私の使っているASUS P5Q デラックスだと、BIOSの設定でできる。
Asus P5Q DeluxeのBIOS 設定という記事で設定方法は書いてた。


あとはファンコン。ファンコントローラー。
まあ、この辺って割りと好みというか、趣味の世界に突入してくる。
ファンの回転速度をコントロールしちゃう。回転数下げればノイズは減る。
でもその分、熱は排出しなくなるので、まあ温度計を見ながらいじる。
好きな人は好きらしいんだけどね、ファンコン。
昔はソフトウェアのファンコンとかもあったかな。私は信用して無い。

あとはもう、ファンを付け替えちゃうとか。
パソコン屋に行くと、自作パソコンコーナーにファンがいっぱいあるよ。
静音ファンとかいっぱい売っているし、
口径の大きなファンの方が静かという話もある。
それから、ケースに防音シートを張るとかね。
そうするともう、話はどんどん堂々巡りしてくるわけ。
静穏?静音?のパソコンはこだわり始めるときりが無い。
アマゾンのパソコンの静音関係なんてもう、たくさん色々有るわけ。
魑魅魍魎。

理想はファンレスPCなんだろうけどね。
いつか作ってみたいね。
パソコンの性能とノイズは比例する気がするけどね。

まあ、なんの話かわからなくなってきました。
掃除をしたおかげでこれくらい静かになりましたって、
数字とか挙げられればいいんだろうけど、そういうの一切無いから
まあ、気が向いたら掃除しろよって事で。
ではでは、この辺で。


2010年5月22日土曜日

新しい生活の準備を整えるターン。

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さて。引越しの日がいつなのか。
転入届転出届の提出日なのか、寝床を確保した日なのか、
新居に入居した日なのか、旧居を立会いの上で解約した日なのか、
色々説はある。
けど、引越し屋さんがダンボールの山を右から左へ受け流してから、
はや10日がたちました。皆さんお元気ですか?味噌maxです。


最初はベッドに寝具を乗せるので精一杯だったのに、
テレビに電源が入り、エアコンが酸素濃度を上げ、ステレオが音を鳴らし、
ダンボールの山から食器や包丁やパンツが発掘され、
それとともに少しずつダンボールの山は古紙回収に出されてきました。

なにしろ、ダンボール50箱分くらいの荷物はだいぶ強烈で、
2トンロングでギリギリだったものを2Kの間取りに突っ込むわけです。
なかなか無理がある。
ただ、私の計算では、収納の多い部屋ではあるから、
上手にスペースをとれば、充分賞賛はあると思っていたのね。


キッチンのスペース、シンクは小さいんだけど、
それ以外は結構広い。なかば通路みたいになってる。
そこにまず本棚を一つ追加しました。たっぷり収納本棚
幅120×奥行34×高さ92cm。後ろに窓があるので邪魔しない高さ。

木の板が穴とか開いて、ダンボールに詰められて送られてくるので、
自分で組み立てるタイプの家具。
メリットは安い。デメリットは組み立てるのが大変。
最低でも電動ドライバーが無いと厳しいと思う。
一人でも組み立てられたけど、可能であれば二人で作業したい。
しかしコミックなら350冊収納できるという強烈さ。
板が重いので筋肉痛になるかもしれないけど、頑丈でしっかりしてる。
本棚は旧居で使用していた天井まで届きそうなのと、二つ。

まあ、それでも入りきらないので、
ダンボール2箱くらいは泣く泣く古本屋行き。
また本が増えたら、それはその時に考えるとして。

ところで。

本棚を詰めていて気がついたのだけれども、
”文庫”ってすべて同一の文庫サイズみたいなのがあって、
同じサイズだと思っていました。
どうもそうではないみたい。
写真では伝わりにくいけど、
幻冬舎と集英社は角川や講談社より2mmくらい高い。
集英社は幻冬舎よりちょっと前に出 てる。

まあ1mmとか2mmのことだけど。気のせい?
湿度で膨らみやすい紙の材質の差とか?


鍋とか調理器具を収納できそうなスペースはあるけど、
そこにそれを収納すると、食器を収納できるスペースは皆無。
なので、食器棚も買った。ガラスキャビネット。色は白。
サイズはおおよそ、幅90×奥行38×高さ90cm。
本棚は黒だから、どちらかで統一したかったけど、
白い本棚はないし、黒い食器棚は無い。イメージなのかな、そういう。

これも自分で組み立てるタイプ。これも電動ドライバー推奨。
本棚みたいに重い部品は無いけど、やたら作るのが大変。
まあ、きれいだし、達成感はあるのだけれども。

食器は納まりきった。まあ、一人分だし。
一応食器を買うときは、客分も考えて複数買うんだけどね。
取り皿とか数個ずつあるんだけど、
でもまあ、入りきった。もうちょっとスペースはある。
何か詰めよう。

調味料があふれ出しているので、改善しないとな。
100円均一に調味料棚みたいなのは置いてそう。




ということで、
大切なものから目をそらしまくっている気がしないでもないけど、
徐々に生活を送るスペースとして、部屋が整ってまいりました。
まだいくつかね、パソコン周りで棚が一つ必要だなとか、色々あるけど、
調理とかも出来るようになってきたし、食材もそろってきたし。
引き篭もるには最適な環境が整ってまいりました......ではなく。
これで地盤が固まったのだから、
来週から目を背けずに、がんばって生きていきたいです。

勇気がほしい。
応援しておくれ。

2010年5月15日土曜日

こんにちは中野。さようなら世界。

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ということで、無事に引っ越せました。
味噌maxです。こんにちは。

いやもう、時間がなくてなくて、引越し屋さんがドアチャイム鳴らす頃にまだ、
最後のダンボールにガムテープで封をしてないみたいな。
搬出が始まっても、ああ冷蔵庫に使わなかったけどいつか使おうととっておいた、
餃子のたれを発見し、あわてて捨てたり。

這う這うの体で中野へ移動してきたわけです。

着いてからも、というか、今でもダンボールの山積みの合間を掻い潜っての生活。
電子レンジはダンボールに詰めなかったから、コンセントに刺すだけで使えたけど、
これから炊飯器やトースターを発掘し、ガスレンジを設置し、
いやガスレンジを設置する前に、
ガスレンジ周りを汚れないように守る銀色のぺらぺら のを張りまくり、
鍋やフライパンや菜箸や塩コショウを設置しうんぬんぬんぬん。
あー。

でもまあ事前に作成した予定表があまりにも完璧で、
もうすでにネットも電話もケーブルテレビも生活インフラも、
すべて整ってる。んふ。



ただ、ここ、ちょっと怖い町な気がする。
私は仙台出身で、
仙台なんて一番の繁華街でも牛とか蛇がいるくらいだから、
こんな大都会に住んだことない。
ここって、めちゃくちゃ飲み屋とか多くない?びっくり。
事前にるるぶ中野区で予習していたけど、これほどとは……

神奈川に住んでたときみたいに、
近所の居酒屋巡りしようなんて思ったら、
確実に肝臓と財布に障害をきたす。

あとあれ、恐ろしいといえば、
中野なんとかブロードなんとかウェイ。
なんなのあれ怖い。超カオス。超物欲刺激スポット。
おぜぜに自信のない私には目の毒過ぎる。危険。
フィギュアとか買ったことないけど、なんかすごすぎる。
思わず現実世界からさよならしてしまいそう。危険。
誰か引き止めてw



18号が銃器を使うって、手を抜いてまーすってことだよね。
どうでもいいけど。

ということで、なんか大切なことを忘れてる気もしないでもないけど、
色々心機一転新しい生活を営んでいきます。
寂しいけど、がんがる。


2010年5月11日火曜日

さようなら川崎。こんどこそ本当にさようなら。

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ということで、もう本当にさようならです。
明日の夜は、知らない天井。
ここに引っ越してきたとき、
こういう風に引っ越していくなんて想像つかなかったけど、
まあ、悪いことじゃない気もしてきた。
ということで、まったくもって新しい生活が始まります。

引越しブルーも落ち着いてきました。
腹をくくるしかないね。
というか、そういう自分の弱さが嫌だ。

引越し屋さん以外は、出来るだけ自分一人で引越し準備をした。
もう連絡するところはして、住所変更やら役所届けやらは全部終わらせたはず。
もうないよね。
最後に残していた食器や食材関連の箱詰めをしていて、
この記事を書き終わったら冷蔵庫のコンセントを抜いて、
明日、洗濯やお風呂関連を箱詰めしたら終わり。
引越し屋さんが大活躍して、全部運んで行って、現地で落ち合うだけ。

明日からネットが通じなくなります。
まあ、明後日には開通しますが。
iPhoneがあるので、そんなに問題ないですが。

新しい生活。どんなかな。想像できないな。
友達100人出来るかな。
恋人とか可能な限り積極的にいこうw

今度こそ縁があった人は大切にしよう。
今までも大切にしてきたつもりだけど、
より、きちんと、今まで以上に大切に出来る気がする。



とかいうブログのね、記事を書いている暇があったら箱詰めて、
敷金が帰ってくるように掃除しろよってことですよ。
ああ。
絶賛逃避中なわけです。
がんがれ私。
逃げるな私。
ねもい。
 

BGMは「キリンジ この部屋に住む人へ
 

2010年5月5日水曜日

絶賛引越しブルー中。

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ということで、引越しブルー言うらしいですよ。
引越し前後はこういうこと、よくあるらしいです。
引越しマニアの大江千里が言っていました。
憂鬱になったり、意味不明なことを心配したり、ストレスを感じたり。

まあいつもと違うことして、いつもと違う環境に飛び込むわけで、
しかも想像つかないことも多いわけで。
さもあらん。

ストレスを感じるってことは、
脳の処理能力が常に「いやでも平気だろう」
みたいに修正するほうに使われたりして、
処理能力がそっちに使われちゃうから、
物忘れをしたり、思わぬミスをしたり、なんかのタガが外れたり、
アルコールとかに頼ったりする人も多いらしい。

アルコール大好きっ子ですが、
最近はちょっと控えているのであれです。
買いに行くのが面倒ってこともあるけど。
なんかのタガなんてとっくに外れてどこかにいったし。
脳の処理能力なんてそもそもそんなに無いし。

にしても、人生におけるビックイベントみたいなことが大挙して押し寄せて、
それを一つ一つ対応している真っ只中なのだから、
そりゃストレスにもなるよ。

でも、「引越しブルー」なるものがあって、
私以外にもそう感じる人がいて、
それは一時的なものであるということ。
それを認識すること。
普段との差異を感じること。




一度荷物とかを新居に運び、掃除をしたり、
インフラ撤去に立ち会ったりで戻ってくるけど、
この町にいる時間もたぶん合計で一週間あるかないか。

あの店の料理もう一回食べておきたかったなぁとか、
あの人に挨拶くらいすべきかなぁとか、
そういうことも多少あるけど、まあ、
新しい町にはまた新しいなにかしらが沢山あるからね。
新しい出会いとか、沢山あるだろうし。
きっと良い事もあるよね。

じゃ、残りの引越し作業、がんばらないと。
集中しないと、そろそろやばい。
がんがれ俺。負けるな俺。

 



 

2010年5月2日日曜日

引越しの準備がただただ面倒くさくて死ねる。

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引越しッ。
怖いなぁ。めんどうくさいなぁ。

知ってる町ならいざ知らず、本当に土地勘ないんだ。
古本屋でるるぶとか買ってみたけど、何年か前ので、
情報が古い。

怖い人たくさんいるかなぁ。
野良犬とかいたら怖いなぁ。
見たことのないカラフルな虫とか沸いて出たら嫌だなぁ。
なんでこんなに不安なんだろう。
生活していく自信が持てない。


引越し先がマンションの場合、
最近は引越しの挨拶に行かないらしいです。
挨拶なんかしたら逆に物騒らしいって聞いて、
なんか背筋が凍る思いです。

とはいうものの、本当に新居の近隣に挨拶しなくていいものだろうか?
謎だ。



ティッシュ1箱とかカルピス一本とか一部屋に対して持っていってさ、
向いと、隣と、上と下と。
「あの、xxx号室に引っ越してきた味噌maxですけど」
「メ↓ソモッ↑コス?」
「いや、みそまっくすです」
「メ↑ソモッ↓コス?」
「いや、みそまっくすです」
「メソモッ↑コ↓ス?」
「いや、みそまっくすです」
みたいな。

で、挨拶に行くと六本木朱美さんみたいな人が出てくるのね、めぞん一刻の。
別に好みじゃないし、今後も関わりあわないんだけど、ちょっと色っぽくて、
なにやらドキドキするなぁ新生活、みたいな。


夕飯時、その六本木さんが訪ねてくるわけ。
「あのすいません晩御飯を調理中なのですが揚げ油を切らしてしまって。
油を貸していただけないでしょうか?」
で、次の日も次の日も油を借りに来るわけ。
もちろん揚げ油。返しにこないわけ。
で、ある日、不審に思った私は、
油を借りた六本木さんの後をつけてみるわけ。

隣家にも関わらず、こんな場所あったかなという野放図な竹林の中、
その六本木さんの家があって、驚くほどのあばら家。
昼なお暗いその家に恐る恐る近寄ってみると、
障子の向こうに人影。
ぺちゃ......ぺちゃ......ぺちゃ......
どうやら油を舐めているようだ......

ぺちゃ......ぺちゃ......ぺちゃ......
昼にもかかわらず唐突に気温が下がる。
さっきまで汗ばむような陽気だったのに。
ぺちゃ......ぺちゃ......ぺちゃ......
「ミテミヌフリデカエレ」と脳裏に本能からの命令が下る、
どうしてだろう私は、
その油を舐めているであろう六本木さんの姿を確認しようとしている。

障子越しに見える六本木さんの影が以前により首が伸びている気がする。
油で満たされているにしても、
顔を突っ込まずに鍋の油を啜れるほどに舌が伸びている。
障子越しにでも逆立つ後れ毛が確認できる。
不自然にデフォルメされたようなシルエット。
でも、自分の意に反して障子を開けようとしている手を止められない。
すえた獣の匂いが漂う。

ぺちゃ......ぺちゃ......ぺちゃ......
その障子を開けてはいけない。
ぺちゃ......ぺちゃ......ぺちゃ......
そう思いながら、私の手が障子にかかる。
ぺちゃ......ぺちゃ......ぺちゃ......
冷や汗なのか脂汗なのか。
私の着物を湿らす。

「アケテハイケナイ」という意識が歯止めをかけていた障子を開ける筋力が、
その堤防を破り押し寄せる波のように、思いもよらぬ勢いで障子を開けてしまった。
ゾクッ。
体感温度が急速に下がり、吹雪の中にいるようだ。身体の自由が効かない。
そして、障子の向こう、腐りかけた畳の上で、
六本木さんと認識していた物体が振り向く......


獣の骨格、獣の声帯で、無理をして人語を発したのだろう。
不自然なイントネーションで、うなるような声が響く。
「ア・・・ブ・・・ラ・・・・・・カ・・・シ・・・テ・・・・・・カ・・・エ・・・ス・・・カ・・・ラ・・・・・・」




なんてことがあるかと思うと、引越しが怖い。
引越しの準備すら怖い。というかめんどうくさい。

という我ながらよくわからない現実逃避をしつつ、酒を飲んで、寝る。
なんかさっきから部屋が寒いな。冷房つけっぱなしだったっけ?