2011年6月18日土曜日

中野坂上近辺の島田軒牧場支流(仮)とiPhoneアプリ『古昔散歩』。

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ということで久々の暗渠記事。暗渠散策編・目次はこちら。

あえて書かないけど、
中野区中央図書館でgetした80年代のものと思わしき白地図。
暗渠散策で思わぬ示唆を与えてくれます。
こことかここが顕著。
そしてまた、その白地図に誘われて、暗渠に赴くわけです。
この白地図の中に、最低でも三つの流れが見えます。



一番上に谷戸川または天神川、そのすぐ下に桃園川
そして今回取り上げる、地下鉄中野坂上の西北に流れる水路。
諸先輩の暗渠Blogでもすでに取り扱われております。
暗渠さんぽ:桃園川支流を歩く その24島田軒牧場支流(仮)と、牧場のはなし
善福寺川 リバーサイド Blog: 桃園川支流(中野坂上支流)を歩く
うそー!東京都の都心近くに牧場なんてまさか!という貴兄は、
私のBlogの生民軒原科牧場の記事などもご参照ください。


より大きな地図で 中野駅周辺の暗渠 を表示

青梅街道から入る路地が幾つかあって、
青梅街道って何らかの用水が流れていて、
そこから水を引いていたのかなと思いつつも、
解らないことは棚上げしてユーモアと好奇心で乗り切るタイプ。
ドーニでもなるかなとも思ったのですが、それはそれ、
ITで乗り切っていきましょ。東京時層地図も便利だし、大好き。
でも、最近は別の素敵アプリも出てきております。
今昔散歩というアプリ、これもまた暗渠散策の強力な助けになります。
このアプリも小地図アプリで、Googleマップ+古地図。
今昔散歩上の地図では。左から、Googleマップ、明治、江戸。


時層地図が当時の本物の地図を切り貼りしたリアルさの上で、
でも、切り貼りしたがゆえのGPS連携上の不具合などがあったり。
今昔散歩は古地図をデータに変換した上でレンダリングしたような、
あえてリアルさを廃した正確さをきしたような地図。
一長一短。好き嫌いや賛否両論あると思いますが、
それはそれ、暗渠者に地図が増えるのはなんにしても喜び。
当時の名所旧跡などの情報も知れます。



今昔散歩もかなりの勢いでおすすめです。
2011年6月19日現在、無料アプリ。今のうち。

Pro HDRというアプリで撮影を使用しているので、
面白い絵図になっていますが、露出の高い写真と低い写真の二枚を撮影。
合成してハイコントラストな写真を取るという技法です。アプリにて。



人や車など動くものが幽霊のように見えますが、気にしない。
だいたいこの支流の支点はこの辺。コンビニの脇。

 

その後、破廉恥な四辻や、いかにもらしい崖沿いの坂などありますが、
基本的に暗渠感や暗渠サイン、暗渠らしいものは見当たりません。
クリーニング屋さんとかくらい?
白地図と今昔散歩などの古地図にあるくらいで。もうあんまり痕跡は無いのかな。
うーん。

川筋からは少し離れるようですが、島田軒牧場という牧場があったようです。
元々宝仙寺のあった敷地に明治時代に牧場ができたのかも。
宝仙寺が縮小して、中野町役場などが出来た頃に、
その片隅に(とは言っても広大だけど)牧場が出来た様子。



現代では、宝仙学園の敷地になっております。
見た感じ、牛とかもいなかったです。

牧場跡地と暗渠がどれくらい関係あるか解らないですが、
明治時代の文明開化時に都心近くに乱立したであろう牧場では、
小規模ながら衛生的に保つ必要があったと思われて、
その際の排水は排水路があったのかと、なら後に暗渠になったであろうと、
そんな推測がされるわけですが、どうでしょ。

ちょうど暗渠者にとって魔の時間である下校時間にさしかかってしまい、
あまり散策などは出来ませんでしたがw

うっすら流れは北上し、桃園川へ、桃園川の支流のような用水路へ、
合流して、神田川に流れこんでいきます。

この辺の高低差はなかなか見所があるので、
見に行ってみてはいかがでしょうか。

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