2012年2月29日水曜日

有楽町線江戸川橋駅川と告知。

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時系列的に言うと、
スイートハートと巡る渋谷川~河骨川(?)とかあったんだけどね。
とりあえず、暗渠散策の目次はこちらです。
とりあえずね。

そいでね、先日ホンダさん散歩カフェちゃらぽこに行ったのです。
あ、その理由とかは、この記事の後のほうで。

最近、通勤経路の地下鉄の構内で、面白い物を見るんです、
みたいな話をホンダさんにしたら、んじゃああっちのほうが面白いよ、
と教えてくださったので、地下鉄有楽町線江戸川橋駅に行ってみました。

場所は、この辺。こりゃ、あれですね。神田川と蟹川の合流地点ですね。



この地図は「BUBKAとTシャツと私。」で使ったもの。
まあ近隣の話です。ちなみに赤い線のまだ蟹川は巡ってませんw

行ってみるとまあ、そこかしこから湧いてます。
階段の脇、側溝(?)の途中から、とかね。



ちょろちょろぱっぱ。



動画で見ると、なかなかでしょ?

階段の途中から湧いて、側溝に消えていく。
これ、蟹川の支流の一つなのかもしれないですね。

地上に上がると、江戸川橋大勝軒。
食券売り場と給水器、屋外ですよ。



ソバじゃなくてバソなの?なんなの?



と思ったんだけど、美味いね、元祖たれそば。
また食べたい。

この後、おさぶ会に池袋に向かったわけですが、それはそれ。

暗渠散策をしていて、近隣の人々に話を聞いたりしていると、
それまで湧水だった場所が、地下鉄の施設以降、
水が湧かなくなったなんて話はよく聞きます。
でも、堰き止められた地下水脈は、ここでは人目に触れましたが、
多くは人知れず側溝などに湧き出ているのかもしれませんね。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 田 ※ ※ ※


ということで、告知。私がお手伝いする、ちゃらぽこ散歩会が行われます。
タイトルは 『暗渠散歩会@和泉川 ~ 初心者参加大歓迎!』
神田川の支流の一つ、和泉川をみんなて遡上します。
開渠との合流口、伊丹十三の映画「タンポポ」にも出てきた暗渠上の公園。
大正時代の橋の遺構、崖、逆さ川、玉川上水。
一本の暗渠で様々な表情の変化を見せる、初心者にもオススメの暗渠。
その和泉川を暗渠エキスパートの皆様と共に散策してみませんか、的な。

和泉川については、
稚ブログの『愛しさと切なさと神田川笹塚支流と。 』でも紹介しています。

詳細の告知や参加表明的はTwitterやmixiなどで行われています。
TwitterユーザはTwiplaで。
mixiはコミュニティ「散歩かふぇ ちゃらぽこ」で。
ぜひぜひ色々なものを奮ってご参加ください。


2012年2月5日日曜日

久々の暗渠散策で北耕地川を下る。オマケに十条の湧水も。

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ゴリマッチョで思い出したけど、北耕地川に行って来たんですよ。
あ、久々。暗渠散策の目次はこちらです。

先日暗渠ハンターであらせられるlotus62さんと飲んだのですよ。
飯田橋のやまじ。素敵な立ち飲み屋さん。
で、どこかサクっと見て回れる、そこはかとなく暗渠らしく、
かつ湧水なんかもある爽快な暗渠をお伺いしたところ、
教えていただいたのが北耕地川。

前半は石神井川の支流と言うか、分水なのかしらね。


より大きな地図で 北耕地川 を表示

Google Mapでは、こんな感じでございます。
埼玉共和国とのDMZ付近でございます。

で、週末、高円寺から赤羽行きのバスに乗り、中板橋付近で下車。
ですがまあ寒い!シーズン一番の寒さとかの日じゃなかったかしら。
陽気は良かったのですけどね、急いで手袋とか買いましたが、寒い。
基本的に雑草も蚊も少ない冬は暗渠散策に良い季節ではありますが、
でもまあ、寒い。

さて石神井川を全裸で泳いで渡り、対岸あたりから北耕地川が始まります。



もともとこんな風に右往左往した川の、曲がったところを利用して、
矢印のあたりから水路を作り、稲作用の水路などを作ったのではないでしょうか。
水平の線に、垂直の線が二本のが、水田のマークね。

まあこの辺は普通の住宅地。
写真に撮っても、水路らしいものは見当たりません。
東京時層地図では、中根橋のちょっと北側の路地に、
水路らしきものが見えます。ここだけw



若干、ちょっと水路跡らしく、
家屋が奥まったところにある気がするけど、
気のせいかもしれないので、アレですが。

道なりに進むと、日曜寺の入り口に、橋の遺構があります。



あんまりにも立派な橋の遺構なので、
まるで近年の作なのかと疑ってしまうほど、立派ですw

首都高を超え、板橋区から北区へ区境を渡り、
有名コメディアン(360°モンキーズ他)を排出した帝京高校を過ぎ、
環七を渡るあたりで、高低差が色々出てくるのですが、それがまた、
上り坂なわけです。なかなか、暗渠を下っていて上り坂は珍しい。



高低差的にはこんな感じになっております。
用水路のデザインとして石神井川から水を引き、隅田川に排水する感じ。
で、その水路に姥ヶ橋付近から始まる、元々あった川の谷間を使ったのかも。
4代将軍家綱の時代に開削されたらしいと北区のWebサイトに記述もあります。
なんかその川の歴史に関する記述も興味深いコンテンツです。


昭和初期の地図を見ると、この辺、掘り込んだ感じがします。
その掘り込んだ感じの跡地だと思われるデッドスペースが、
姥ヶ橋陸橋の袂に見受けられます。



水路とはいえ、姥ヶ橋のお地蔵様の所にあるインフォメーションには、
北耕地川が石神井川の支流であること、根付用水や稲付川とも呼ばれたこと。
現在は暗渠になっていることなどが記されています。うん。悲しい話。



なので、この辺からは自然の川が作った谷間を辿ります。



環七を渡ると、こんなインフォメーションもあります。湧水が多いのね。
諸先輩方からメールやTwitterで湧水情報などが寄せられていました。
湧水や池の沢山あった場所。険しい高低差。なかなかステキ。

崖の上から眺めていると。突然水が湧いていて、
細い水路を流れている場所を見つけました。
反対側に回ると、下水に流れ込んでるみたいです。


もうちょっと間近で湧いてる所が見たかったな。
湧水、他にもあるみたいです。みんなも探してみよう!おー!

埼京線、東北本線、京浜東北線、東北・上越新幹線を潜り、
上十条から東十条へと歩を進めると、大日本印刷ゾーン。
略してDNP。ダイナミック、ンコ、パブリッシング。


DNPは暗渠サインの一つといっても差し支え無い気もします。
印刷で水を使うから。多分排水に便利だったのかと。



私がTwitterでリツイートする時はだいたい下ネタなのですが、
noiehoieさん、こういうことにもお詳しいです。また呑みましょ。
これは紅葉川の時のツイート。
去年の10月だもんね。
ああ、紅葉川も記事にしないと...
しばらく歩くと、なんと開渠化します。



ここ、これ以上辿れないのかしら。
工場にDNPと東京電力に挟まれ、この先は隅田川。
隅田川でも船で遡上すれば見れるのかも。わからん。


ちなみに、赤羽警察署の脇に、神谷ポンプ所という施設があります。



そこにも北耕地川の名前があります。ちょっとだけね。
蓋をされ、埋め立てられてしまっていても、
こうしてまだ川はひっそり生きているのかもしれませんね。


北耕地川については、
以下の皆様から教わったり参考にしたりしました。
秀逸。サンクス。
lotus62さん:『暗渠ハンター 十条あたりから緩く遡る北耕地川①湧水の崖
HONDA,Soさん:『稲付川(北耕地川)の暗渠を辿る
十条村役場 観光課さん:『旧稲付川(根村用水)跡を歩く 前編後編


※ ※ ※ おまけ ※ ※ ※


ということで、散策中に色々皆様から教わりながら歩いたのですが、
こんな耳寄り情報をnama_kaeruさんが教えて下さいました。



おお!これは近い!早速行ってみましょう。電車の音、注意。



ということで、久々の動画レポでした。

この近辺、たまたま友人が住んでいて、この後一緒に飲んだのですが、
JR沿いの坂道など、十数カ所は湧水がある模様。
野菜を洗ったりするのに使っているらしいですよ。

他の湧水も観たいので、ぜひまた訪れてみたいです。